Twitter 情報拡散の構造

タイトルを「"デマ"拡散の構造」にしようか迷ったが・・・

最近、漸くリストの使い方を覚えたので、Twitterを割合真面目に見るようになった。
中々リアルタイムでTLを見ることができない中、面白いTweet(とその反応)があったので日記に書く。


発端はこちら
愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記 | Twitter(別名デマッター)でネットジャーナリストを釣る方法(フリージャーナリスト)

要約すると、情報の裏付けを取らないでRTする人達を釣る方法
と言うオブラート(?)に包んだ注意喚起。

少々悪趣味なのは否めないが、只々「デマの拡散はいけないと思います!」と言う内容のエントリより、余程意味が有る。


Twitterはその構造上、チェーンメール的な側面が強い。
一応、最初のTweetが確認出来はするのだが、RTされるTweetは、ほとんどが確認していない(と思われる)。
情報確度が確認し難く、センセーショナルなもの程その傾向が強い。
・・・まぁ、端的に言えば、最近は原発関連や放射線関連なのだが。
また、ネット上にありがちな、情報ソースが無いor非常に怪しいものを、滅多やたらに拡散する人間が存在する。


蔵太氏は、当該エントリにおいてフォロワーが多く、尚且つ情報の裏取りをしない人間を複数人名指しで挙げている。
興味深いのは、『デマ』と言う単語が、エントリ内において1度しか使用されていない点。
ただ単純に、「この人達はデマをRTしていますよーMention(RT)している人も同類ですよー」と言うエントリであれば、問題提起となり得ない。
単なる晒し上げであり、喜ぶ人間は存在するだろうが、影響力は著しく低下する。
第一、文章として面白くない。
当該エントリはその部分をうまくクリアし、Twitterにおいてデマが広がる構図を、わかりやすく展開している。
一部(かなり、か)、批判においては、挙げられた人間への誹謗や面白主義と取っているものが見受けられるが、それは問題点を矮小化している。
確かに、挙げられたユーザの情報を信用しないようにとの意味合いもあるであろうが、
蔵太氏が述べているのはTwitterにおける情報拡散のモデルであり、
それが誤情報の伝播媒体となった時、加担しないようにする利用ユーザ側への注意喚起だ。


Twitterを使用している人間は、一度見ておいて損はないだろう。



参考:
デマ対策 〜デマ拡散者にならないために〜
Twitterを代表するツイートクリエイターのお歴々が憤怒!!
2011/11/16 ツイッターと情報ソース 愛・蔵太氏対ネットジャーナリスト


まぁ、ウォッチャーとしては...


非常に面白かったですよ。
久々にネット上の騒動にリアルタイムで参加できたし。
あと、こう言う筒井康隆的な風刺大好き!
エントリ内で挙げられたユーザが「呼ばれて飛び出て犯罪予告!」な展開は、もーワクワクしました。
反面、意外にTwitterを真面目にやっている人が多いんだなぁ、と。

これを書いている間に続きが来た。
愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記 | ネットジャーナリストは釣られないためにどうすればいいか(Twitter/デマッターとフリージャーナリスト